先日、入線した「押し太郎」ことEF210−300の走り初めをしにレトモさんに行ってきました。

 もちろん貨物ということで、7番線です。

 既にご存じの方も多いとは思いますが、このEF210−300の説明を!

 山陽本線の瀬野駅を起点に八本松駅に向かって連続急勾配(22.6‰)があり、かつては旅客列車の一部、現在でも貨物列車に対して後補機を連結してこの峠越えをしております。
 その専用機として桃太郎ことEF210−100をマイナーチェンジしたEF210−300をJR貨物は開発、老朽化したEF67の後継機として投入することになっています。
 余談ですが、「押し太郎」の名前は、公式なものではなく、あくまでもファンの中で呼ばれている愛称です。(笑)

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 自宅でコキ12両(600トン)の後押し試験はしていたもの、コキ20両(1000トン)を超える長編成の試験はなかなか自宅ではできないので早速試します。


 先ずは、自宅での試験で比較的良好なだったEF66−0(富・FW機)での試験、先ずはコキ20両での試験を、

 自宅試験の際から気づいていましたが、この押し太郎、起動電圧が低い、それでも、このEF66−0との組み合わせの場合は、特に気になることは無く、、、後ほど実施したコキ24両(1200トン)でも良好な成果を。
 ちなみに、当鉄道のコキ車は基本的にTNカプラー化してます。

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 上記試験に用いたEF66−0
 当鉄道では41号機を名乗ってます。


 続いて、EF66−100(富・旧製品スプリングウォーム機)での試験、コキ20両で試験、両機の起動電圧の差が大きく、起動電圧の高い先頭にいあるEF66−100がなかなか起動しないので、後から押される様な形で起動しますが、起動後は気になる挙動は感じられず。(^.^)

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 テールランプが誇らしく後押しする、押し太郎


 そして、EF65−1000(富・FW機)、前期型・後期型の国鉄色、JR貨物更新色のそれぞれを用意しましたが、これは起動電圧の大きな差は無いことから、EF66−0と同様に良好な結果に!

 最後に、EF210−100(富・現行機)、これが一番、起動電圧の差が大きく、単体で走らせると速度差も結構あるのですが、これも、起動時に押される感があるもの、動き出せば少し後から押されている感がありますが、まずまず。
 とはいえ、他車との比較を考えるとFW機同士の方が相性がよさそうなので、年末に発売されるFW機にした方が良いかもしれません。

 これでセノハチを走る当鉄道が保有する主な牽引機の試験が終了(^.^)

 あと、単体での牽引力の確認を!
 この製品は、後押しを前提に設計されていることから、トラクションタイヤが付いていませんが、レトモさんの7番線を走行している限りコキ24両はやや速度低下しますが登れました。トラクションタイヤが無くてもそこそこの登坂能力はあるようです。

 こうやって、EF210−300の走行試験は無事終了、いずれも大きな問題はなく安心して運転はできそうですが、当鉄道ではEF200を保有しておらず、カトー製品との相性については、調査することができませんでした。
 今度EF64−1000で試験してみようかな?
 可能性としては少しだけどあるので。。。

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 余談ですが、今日の機関区は吹田をイメージしてみました。(^.^)


 桃太郎、やっぱり数両欲しいな?(^。^;)

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