今日からニセコにスキーのはずだったのですが・・・。(^−^;

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 朝、羽田空港に着いたら強風の為、8時までの便に欠航が出ているとか?


 自分が搭乗予定だったJL509(羽田8:00発)も欠航となり仕方がないので、振替便の手配に走りますが、その時点で予約が取れるのが14:25発以降、2泊3日の予定とはいえ、スキーに行くのにそんな時間に羽田を出るのでは、千歳に着いてからニセコに向かう足の心配をせねばならないので、キャンセル待ちに賭けることに!

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 スタンバイカードというものを初めてもらいました。


 自分は飛行機を使ってスキーに行くときは、基本的に荷物を送らず持って行く主義なので、スタンバイカードをもらったときに「スキー板を含めて、手荷物の預けはどうしたらいいか?」とJAL窓口氏に質問すると、「実際に乗れると決まった段階で、キャンセル待ち窓口で預かりますので、そのまま手荷物検査場を通過してください」と言われましたので、手荷物検査場に向かうと、検査員氏は「スキー板はここから先を通すことができません」と。。。
 「おいおい、話が違うよ! JALの窓口で指示された通り来ているのに」と自分が詰め寄ると検査員氏は「JALに確認します」。数分後JAL係員氏が来ると「すみません。スキー板はこちらで預かります。窓口で間違えた案内をしてすみません。」と陳謝し、どうぞ中に入ってくださいといい、預かり証も渡さずに自分の板を持って帰ろうとするではありませんか? その瞬間「(板を)預けることは承知したけど、預かり証は発行しないのか?」と聞くと、「お客様のお名前を言ってもらえればわかります」という訳のわからない回答、どうやら面倒くさい様でなんとかごまかそうとしているのが見え見えだし、この状態で搭乗便が決まったとしても、荷物の所在が確認できずスキー板だけ遅れて届く可能性や、紛失でもされた時に預けた証拠が無くなるのは困るので、何度も預かり証を発行して欲しいと言うも話は堂々巡り。。。見るに見かねた他の乗客の方の一人が、「窓口でスキー板を預けた時には預かり証をもらった」と助け船を出してくれたことでJAL係員氏はやっと重い口で「預かり証を発行します」ともうこの時点でぐったりです。

 ここまでの問題点は2つ、
 1.制限区域内に持ち込みができないスキー板を当方が所持しているにもかかわらず、スタンバイカードを発行した段階で、窓口で仮預かりしなかった。
 2.手荷物検査場の時点で制限区域内に持ち込めないスキー板を預かったのに預かり証の発行を渋ったこと。

 2.については、結果的には預かり証を発行してくれましたが、それは他の乗客の方の助け船があったからだと自分が思っており、その方がいなかったらどうなっていたかなと思うとちょっと怖いです。

 そんなこんなで、なんとか出発ロビーそばにあるキャンセル待ち窓口にたどり着いたのですが、、、、

c20100402_005200人近い人が待っており(^^ゞ

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 皆さん、背中が疲れてました。



 結局、かなりの方がJL515便には乗れたのですが、自分たちの番号までは届かず。次のJL517便には乗れそうでしたが、機材繰りの関係で、この時点で出発が1時間遅れるのが確定しており、今後さらに遅延することが予想されるので、残念だけど、この時点で今回のスキーは止めにしようと決定!!!
 結果的にJL517便は、当方の予想通りさらに45分遅れた11:45に羽田を出発、千歳に着いたのが13:11、この時刻から荷物が出てくるのを待ったりすると最短でも14:00近くにならないと千歳をでれない勘定、千歳からバスでニセコまでは約3時間、当然ですが、この日は温泉に入って食事するしかやることがないので、行けなかったのは残念ですが、疲れに行くようなものなので、この選択はやむを得ないかなと思いました。

 天候によるフライトのキャンセルについては、自然が相手なので、致し方ない部分もありますが、今回の件、少し合点が行かない点が。。。

 というのは、同じ羽田空港を使っているANAとくらべるとJALの欠航便数が目立って多いこと、これは出発直前の詳細が気象データが揃う前の5時過ぎに自動的に8時までの便のほとんどを欠航と決めたことが主因かなと思います。
 交通機関の使命として安全はすべてに優先しますが、安定性・定時性も重要なファクターです。そういう観点から考えると、朝5時というフライトの数時間前の予想データにより欠航を決めることは簡単ですが、安易な欠航は安定性の低下を招き、交通機関としての信頼性を失うことになります。特に、今回の場合、同じ羽田空港を使ったANAの札幌線の運行状況(東京→札幌)を確認すると、8:00発53便がキャンセルになった他は、機材繰りの関係で、午後の2便がキャンセルになるという形で直接的な強風の影響で欠航したのは1便、欠航が集中した、始発から午前8時までに限定するとJALだと3便すべてが欠航、その横でANAの同時間帯のフライトは1便のみ欠航で2便は運行しています。
 JALとANAでは機材構成が若干違いますが、飛行性能に大きな差がある機材はないので、ANAが飛べた時にJALで飛べないって言うのは解せないなと!!!
 前述の通り、JALの欠航決定は午前5時過ぎ、始発便でも出発まで1時間半以上の時間があります。当然、決定するということは、それ以前の気象データから判断する訳で予測データを基に判断したと思われ。。。これを通常通り、フライトごとにディスパッチャーとキャプテンが気象データを分析、協議して決める方法を考えれば、またキャンセルという最悪の手段と取るのではなくデュレイという手段を選択することができればもう少し欠航するフライトが少なくなったのかなと思います。

 安易なキャンセルは、ユーザーである利用者の目か見ると航空会社の安定性という信頼感を失わせる要素となり、利用者が次回以降の利用時に安定性の低い会社は利用は避けたいという心理は少なからず思うのは自然であるので、利用者の観点に立った運行決定をして欲しいなと思いました。

 特にJALは、公的資金を投入し再建することが義務化された企業である事から利用者から選ばれる会社になる事が、再建計画を軌道に乗せる一要素だと思います。
 無論、誤解の無いように繰り替えし書きますが、輸送機関の最大の使命は安全輸送ですので、安全に疑義がある時にはキャンセルはやむなしであるのは言うまでもありません。


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